1.11.2012

スマートさの逆を行く。

「メーカーの技術力と発想が問われています。」だそうな。
今やスマートフォンやタブレット型のPC端末は「多機能端末」なんて呼ばれていて
家電の操作だとか、たくさんあるチャンネルから見たい番組を探してチャンネル代わりになるとか
そういう使い方が提案されているそうな。

でも、テレビ番組なんかを通じて、こうして出来上がっていく端末を見ると
スマートさの逆を行っているような気がしてならない。

ゴテゴテに何でもてんこ盛りにした、センスもコンセプトもない、結局は自滅を招くだけの
スマートフォンの将来が見え隠れしていて怖い。

SONYのタブレットも、画面上に表示したコントローラをタッチで操作してゲームの楽しさを知ってもらい
そこからゲームそのものの売上を・・・なんて言っているけれども
あのクソ重たい端末のどこに、そんな力があると見たんだろうか?
コントローラよりもずっと大きい、とても手に収まらないようなタブレットを持たせて
それでゲームをさせて、楽しいと思ってもらえると、本気で考えているとすれば、余りにもご都合主義的な発想だと思う。

チャンネルを変えられるスマホにしてもそう。
携帯電話で見たい番組を探す必要が、なぜあるのか?
スマートフォンなら、使っている人の好みから、面白そうな番組を提案するぐらいのことはしてほしい。
(ニュースで紹介されていたインタフェイスもゴチャゴチャしていて最悪だと思う)

家電の操作については、確かに洗濯機の洗濯予約時間を外出先から変えられたりして便利だとは思うけど
既存の家電に対してそれを行えないのは、スマートさが足りてないと思う。
既存の家電にくっつける"スマートな"モジュール+αで実現してこそだろう。

スマートさと多機能は逆行するものだと思うのだけれど、一緒に語られている姿に違和感を覚える。
はてさて、世界のスマホがガラケーになるか。

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