8.30.2011

部屋が片付かない。

狭い部屋だから、片付かないと活動するためのスペースがなくなる。
けれども、部屋は片付かず。

何も出来ず、結局こうしてネットブックでチマチマネットサーフィンに没頭。
気づけば夜中という繰り返し。

やりたいことは色々あるのに、イマイチできていないのはいつもどおり。
いつもどおり意志が弱い事に起因しているところまでは分析できている訳だけれども。

なんとかスキルアップを目指して、次のステージに進みたいなぁ。
攻略本がないのが、難しくもあり、楽しくもあるところか。

なんて思っていたら、今月赤字。
社会人になって初めてじゃないだろうか。赤字月。
でもまぁ、計画して使っていての中での赤字なので、ちょっと前に流行った言葉を使えば「想定の範囲内」 といったところ。

無理せず貯めて、コツコツやっていこう。

8.19.2011

読書

今月3冊目。

今回読んだのはこちら。

気候変動とエネルギー問題。

著者は金属物理学・材料科学を専門とする科学者。

その科学者が、クライメートゲート事件に端を発する、一連の「人為的二酸化炭素排出量増加による地球温暖化」という、日本ではアタリマエのことと捉えられていた問題が瓦解する様子を、詳細に、かつわかりやすく記述している。

大学では計算機科学を専攻していて、気象問題にも多少なりとも関心のある私としては、クライメートゲート事件は、よくある科学者がパラメータを調整して詐称した事件という認識だったけれども、本書を読んで、いかに根の深い、政治的な策略に満ちたものであったかということをよく知ることができた。

(それと同時に、興味のある分野だと自分で思っていたのに、如何に無学なことかと恥ずかしい思いにもなった)

いつものように結論から言えば、「万人が読んで、行動を起こすべき一冊」といったところで、ここ1年半ほど読書を続けた中で、1,2を争う良書だと思う。

まず、語り口が丁寧だ。

後半の核融合の議論や地球大気の仕組みなどは少し難しいかもしれないが、全編を通して一般的な知識でも理解できるように構成されていて、専門知識を要求してこない所が素晴らしい。

それでいて、一連の二酸化炭素排出量の問題が、日本にどれだけの不利益をもたらしているかを論じ、日本が直面している問題はそこでないことを諭すという形だ。

さらに素晴らしいと思うのが、つぶさに出典を明らかにしていることだ。

内容に疑問があれば、出典を当たれば良いという書き方は実に科学者的であると共に、日本では受け入れがたい議論である「地球温暖化はウソ」という議論について、確かな証拠を提示するものでもあると思う。

この本を読んで真っ先に思ったのが、何か行動を起こさなければならないという気持ちだった。

おそらくこの書籍は、今後何度も読み返すことになるだろうと思うが、まずは最初の出会いの記録として、記事を残しておきたいと思う。

自分の住んでいる国、環境、星に少しでも興味があるなら、ぜひ一読をお勧めしたい。

8.18.2011

円高が進む中、なぜ日本は方向転換できなかったのか、それが理解できずに居る。

ものづくりを自称する企業に務めていながら、タイトル通りの事を思う。

円高が進んでいるというけれども、いまに始まったことではない。
少なくとも僕が子供の頃は1ドル120円ぐらいの時代だったから、10年以上かけて徐々に円高が進んできた事が分かる。

こうして円が高くなれば、当然製造業による輸出中心の外貨獲得は難しくなってくる。

お客さんは高度な製品を求める一方、円高のせいで外に売っても利益は・・・となる訳じゃないか。

であれば、なぜこの10年間で、製造業中心にしがみついてきたのか、いまさらながら疑問に思う。

ITバブルの時ですら、製造業中心の日本のスタイルは変わらなかった。
現物主義なのかもしれないし、「モノヅクリ大国、ニッポン!」 てのが素晴らしいとすっかり盲信している人たちが大勢居るという事かもしれないし、20年、30年、いやもっとかけて築いてきた製造業から、そうやすやすと他の業種に転向できるわけがない!と思っている人たちが居るのかもしれない。

ただ、ここまで円高が進んできたら、真面目に別の方向性を探るべきだと思う。
スウェーデンのように金融立国を目指したって、何ら悪いことじゃない。

国そのものがシンクタンクのようになって、諸外国の格付けをして利益がでるなら、それでもいいと思う。

もっと言えば、自国の中に目を向けた業種、例えばエネルギー産業とか農業・漁業のような食料自給率向上につながる分野に、力の入れ方を変えてもいいんじゃないだろうか。

もう一度書くけれども、僕はものづくりをする企業に務めている。

けれども、こう思う。もう製造業の時代――作って売って、それで外貨を得る、メイドインジャパンの時代は終わったんだろうと。

いまは猿真似だパクリだと中国韓国を小馬鹿にすることができているけれども、1年後はわからない。

また「日本人が吠えている 」などと世界から言われないようにするためには、自分たちの身の丈にあった外貨の稼ぎ方にシフトする必要があるだろうと思う。

相対的とはいえ、日本の円がこれだけ価値を上げている今、そこを使って国全体を潤すことができないのだろうか。

8.17.2011

読書。

今月2冊目。

久々な感がある技術書系。

以前日記にも買ったよ報告を書いた、「awkを256倍使うための本:を読了。

1993年が初版だから仕方ないんだけれども、率直な感想として「内容古すぎ」。

ただ、awkの使い方はよくわかったし、これまでごく単純なフィルタしか書いてこなかったけれども、あれこれかけそうな気になったという点で、なかなかグッドな書籍だったと思う。

Amazonではやたら高い評価が付いているけれども、思い出補正だと思うな。

256倍本のアヤシィ文章が好きだというならば止めませんが、awkを勉強しようと思って、今からこの本を買うのはオススメしません。やっぱり内容が古いから。

ただ、巻末のリファレンスは何かと役に立つと思うので、awkを使っている人なら一読の価値アリかと思います。

個人的には☆3つ半。

8.16.2011

ようやく来るね。C++0x改めC++11!!

満場一致で承認ってあたりに、策定までの苦労を感じさせる。

まぁ従来通り膨大な仕様で、完全準拠なコンパイラは出てこないだろうけども、標準になってくれたことでBoostもずいぶん積極的に使えるだろうし、STL大好きなオジサン達に「時代は変わった」と言えるだろうし、最近話題の関数型言語由来の関数の使い方が入ってきて、ますますカオスになることうけあいだろうけど。

Cマガジンがまだ発刊されてたら、次の号あたりは総力特集だったんだろうなぁと妄想してみたり。

ずいぶん長いことC++なんて触ってないけど、ここらでもういっぺん触ってみようかなぁ。

詳解C++って書籍で勉強して、一時期はガッツリC++プログラマーだったことも あるんダヨ!

8.15.2011

InfoQ Japanの翻訳が酷い。

今日はRuby1.9.3のGCの話とか、Webは暗号化されるべきかとか、いくつか気になる話題があったので読んだけれども、酷い訳だと思う。

ある程度の品質の訳が読めるだろうと期待して日本語版で登録しているのに、これだったら英語で読んだほうがマシかなと。

あまり技術に詳しくない人が訳しているんだろうか?せっかく日本語版で提供しているんだから、もうすこししっかりしてほしいなぁ。

awk本、Git本を買い、意味なくダラリと過ごす夏。

awkを256倍使うための本を購入。巻末を見て驚いたけど、1993年の書籍なのね。。。
256倍本として一時期いろんなシリーズが出ていて、プチブームにもなったような気がしていたけれども、今や見る影もなし。筆者の方々もどこでどうしておられるやら。

で、ついでと言っては何だけど、前から勉強したいと思っていたGitの書籍も購入。
Gitでバリバリ管理したいプロジェクトがあるわけではないけれど、殻を破るにはきちんと腰を据えてGitを使いこなせるようになっておくべきかなと思って。
(個人的に、Mercurialはなんかヤダ。以前はdarcsが好きで使っていたけれど、 SUSEにはパッケージがないからGitに乗り換えてしまおうかと。)

で、夏なのであれこれ活動中なんだけれども、お勉強のための時間がほとんど取れていない事に気づいた。

早めに部屋を片付けて、勉強できる状態を作らなければなるまい。

色々やりたいこともあるし。(といいながら、 ゲームとネットで時間を浪費してしまう現実。)

8.06.2011

読書。

早くも8月一冊目。

読んだのはこちら。

英語を学ぶのは40歳からがいい。




本を読んだ結論から言えば、40歳でなくてもいい。

結局のところ、学びたい気持ちと、英語を使いたい気持ちが大事という話だ。

そして、著者が英語系の方だからはわからないが、目次でほぼすべて、重要なことが書かれてしまっている。

買うまでもなく、立ち読みで目次を読めば、本書の内容の80%は網羅できると考えて良いと思う。

もっとも、残りの20%には、巻末にあるよくある語集の付録や、初心者にオススメの書籍などの紹介が入っているため、人によってはためになる一冊だと思うかもしれない。

眼から鱗とまではいかないが、学校のやり方と違う英語勉強法というものに興味があれば、40歳で無くても手を出す価値はあると思う。

新書でこれを言うのは反則だと思うが、目次だけで言いたいことが終わっている書籍だけあって、もう少し安ければ・・・と思わずには居られなかった。

8.02.2011

DVDを見るために。

どうしても見なければならないDVDが出てきたので、早速見ようとおもったものの、私のAOHAPPYには光学ドライブというものがついていない。

そんなわけで、押入れの中からEPSONのエンデバーを取り出してきた。

DVDスーパーマルチドライブ搭載のコイツなら、再生できるだろうと踏んだからだ。

けれども、どのソフトで試してみても、DVDを観ることができない。

あきらめてポータブルDVDプレイヤを買おうとも思って、Amazonでポチってみたが、今度は購入ができない。

悩みに悩んだ末、もしやと思ってエンデバーの端末上で魔法の言葉をタイプしてみる。

# apt-get install libdvdcss2

解決。カフェインを使ってDVDが再生できるようになりました。めでたし。めでたし。

テレビから離れたところから見る嫌韓

ごく一部のネットで話題になっている嫌韓。

最初は嫌菅とかけてるのかと思ったけれど、嫌菅はもはや眼中に無いようで、フジテレビをはじめとした韓国推しの放送局をターゲットに、白熱したやり取りが繰り広げられている。

我が家にはテレビがないので、文字ベースでチョロリと読むこれらの情報しか無いわけだが、ここに日本にくすぶる僅かな危機感を感じ取ることができる。

その昔、私などほとんど歴史の授業で習った程度であるが、アメリカが日本製品のボイコットを行った事がある。

それは、猿真似ばかりしていた日本人が、日本人の作った製品で世界を席巻し、アメリカ国内の商品が売れなくなった事や、安くて良い日本製品が大量にアメリカ国内に入り込んだ結果、製造業が大打撃を受けた影響が大きかったと聞いている。

製造業もヒュンダイやサムスンなど、徐々に力をつけていることは事実だし、それらに先んじて韓国のアイドルグループやドラマなどが日本国内を席巻し、「このままでは韓国に圧倒される」 という危機感が、今回の(まだボヤ程度の)火種につながったのではないかと思う。

アメリカの不買運動と異なる点は、韓国の国力が当時の日本ほど高くない点だろう。

先に上げた企業を見ても、韓国国内の国力増強につながる動きはほとんど無い。
能力のあるエンジニアは外国人ばかりだし、主要なマーケットも国外にある。

さらに金融基盤の弱さも、多くの日本人が本気で恐れていない理由になると思う。

だが、これだけメディア戦略として韓国のコンテンツが仕掛けられてきている以上、いずれはそういった弱さを押してでも、日本超に出てくることは間違いない。

実際に韓国のエンジニアなどと仕事をすると、そのハングリー精神の高さに驚かされる。

おそらく、かつての日本のエンジニアも、当時の先進国から見ればそんな風に見えたのだろうと思う。
何より相手を駆逐するのに必要なのはハングリー精神だ。

しかし、日本人は既に追う側でなく、追われる側に回っている。

企業の頭の固い御人達は、かつての日本を未だに夢想しているようだが、もうそんな事を言っている場合ではない。

欧米のように、追いつけ追い越せと迫ってくる諸国をなんらかの形でかわし、言葉と知恵と先進技術を持って制し、自国の利益にするためにはどうしたらいいか、考えなければならないところに来ているのだろうと思う。

嫌韓が恐韓に変わる前に、それぞれが身近なところで、意識改革をする必要がある。

うさぎと亀の亀は、うさぎを追い越した後、どんな気持ちでゴールを目指したのだろうか。

追い越すまでの気持ちと、追い越した後の気持ち、後ろからうさぎが追ってくる恐怖。

それと闘いながら、亀は何を思ったのだろうか。

思いを馳せる価値はあると思う。