水戸黄門が42年の歴史に幕を下ろすという話題。
時代の趨勢(すうせい:時代の流れだ)という言葉を使って入るものの、戦国ブームや歴史ブームなど、むしろ水戸黄門のような時代劇は歓迎されるべき流れに入っているように思う。
これは、明らかに視聴率の問題だろう。
うちの死んだ爺さんも好きだった水戸黄門だけれども、非常に単純な勧善懲悪モノで、印籠に記された葵の紋を見せて、黄門様が笑って一見落着というワンパターンの、いわば 制作者の考え無い姿勢が時代から見放されたという事なんじゃないだろうか。
時代の趨勢は、明らかに歴史物に向いている。
時代劇という、まさにそのものを扱う商売であるにも関わらず、その波に乗りきれないばかりか、42年の歴史に幕を下ろすことになり、次世代へ番組のバトンを渡すことの出来なかったスタッフ(もちろん、出演者含む)には、もっと色々と考えてほしいなぁと、そう思う金曜日の夜なのでした。
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