5.30.2011

OpenJDKは今後どうなるのか?

OracleがOpenJDKの規約づくりに着手し始めたという話

正直なところJDK8のリリースが遅れるなんてことは、個人的にどうでもいい話なんだけれども、これはOpenなハズのコミュニティのトップに、コミュニティのやり方を知らない人間が、そのプロジェクトを主導する企業の幹部だという理由だけで就任するという事になる。

これは、コミュニティ主体の、いわば民主主義的なやり方に反しているように思える。
こういうやり方だと、おそらくコミュニティベースだった開発者は離れていくだろうし、そうなるとSunがJavaをOpenにした時の意義は薄れて、OracleとIBMの開発者が共同で作ったJDKに成り下がるだろう。

ともなれば、結局はそのコントロール権が企業に帰属してしまうわけで、InterBaseの時のように、いずれはClosedに戻り、結局オープンな箇所からforkしなおす必要が出てくるのではないかと思う。

ここまで規約なしでもうまく廻ってきているように思えるコミュニティに、こうした規約を設けることは、果たして正解なんだろうか?

企業として製品を管理下に起きたい気持ちはよくわかるけれども、それはOpenなSoftwareには通用しないやり方だと、過去が語るような気がしてならない。 

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