5.31.2011

読書。

続けて二冊。

今月四冊目にあたる、ひとつめの書籍はこちら。

「プログラマが知るべき97のこと」の訳書版。訳書では日本人プログラマによる10の知るべきことが追加されて、プログラマが知るべき107のことになっている。

内容はエッセイをまとめたものであって、人によって語っていることはかなりバラバラ。
(達人プログラマが良い書籍そうだというのは読み取れた)

もっとも、プログラマとしてやるべきこととか、心がけるべきことじゃなく、知っておくべきことなので、世の中にはこういう価値基準で動くプログラマも居るんだということが知れたのは良かったと思います。

そんなわけで、内容について包括的にあれこれかけませんが、ただ一点。
日本人プログラマによる10の知っておくべきことは、手を抜き過ぎだと思います。

最初に気になったのはフォントの大きさ。
字を大きくして印刷している上、行間が広く、片手間に書いたような感じが見られました。
加えて、それまで97もの海外プログラマによるエッセイを読んでいる事もあってか、そのデカ文字で行間広め、しかも雲をつかむような話ばかりで、とても薄っぺらく感じました。(唯一記憶に残ったのは名前重要ぐらい。でも、最後だから印象的だったのかも)
これについては、せっかく10加えるわけですから、もっときちんと詰めてやってほしかっと思います。
文章だからこの品質でリリースしていいんでしょうか?対象がプログラムであれ文章であれ、少なくとも字の大きさや行間には統一性を持たせて、品質にも木を配るべきだと思いました。


で、今月五冊目に当たるふたつめの書籍。

プリンセス・トヨトミ。
結論から言えばハズレ。

具体的にここが!あれが!というのも挙げられるんだけれども、一番は読んでいてワクワクしない事。
そして、ワクワクしない最大の要因は、おそらくだけれども経験が共有できないからだとおもう。

正直なところ、そんなに大阪詳しくないし、街の細かい描写をされても、経験として共有できないから物語の中に入っていけない感じがしました。

たしかに話は荒唐無稽でツッコミどころ満載なんだけれども、なぜ映画化するほど人気があるのかワカラン書籍でした。
久々にチョイスした小説としては、完全に間違ったなぁと思います。

5.30.2011

OpenJDKは今後どうなるのか?

OracleがOpenJDKの規約づくりに着手し始めたという話

正直なところJDK8のリリースが遅れるなんてことは、個人的にどうでもいい話なんだけれども、これはOpenなハズのコミュニティのトップに、コミュニティのやり方を知らない人間が、そのプロジェクトを主導する企業の幹部だという理由だけで就任するという事になる。

これは、コミュニティ主体の、いわば民主主義的なやり方に反しているように思える。
こういうやり方だと、おそらくコミュニティベースだった開発者は離れていくだろうし、そうなるとSunがJavaをOpenにした時の意義は薄れて、OracleとIBMの開発者が共同で作ったJDKに成り下がるだろう。

ともなれば、結局はそのコントロール権が企業に帰属してしまうわけで、InterBaseの時のように、いずれはClosedに戻り、結局オープンな箇所からforkしなおす必要が出てくるのではないかと思う。

ここまで規約なしでもうまく廻ってきているように思えるコミュニティに、こうした規約を設けることは、果たして正解なんだろうか?

企業として製品を管理下に起きたい気持ちはよくわかるけれども、それはOpenなSoftwareには通用しないやり方だと、過去が語るような気がしてならない。 

5.29.2011

休日のひまつぶし。

久々に台中の国立博物館に行ったら、2Fの水槽からナンヨウハギが消えてて悲しくなりました。
どうも僕です。

今は個人的に魅力のある展示はやってなかったので、ブラりと全体を見まわる感じで楽しみました。

以前来た時には準備中だった、科学館2Fの半導体関連コーナーがオープンしていたので、早速体験。

 

こんなところにもMuraTechが!!と思い、思わずパチリ。

街のビルにも半導体が使われてるんだよ!というコーナー。
大人も子供もガチャガチャと装置を動かして遊んでいました。

 

台湾人はこの手の「顔を出して写真が取れる」施設が大好き。
私が写真を取る前も、2〜3組みのカップルが代わる代わる顔を出して写真を撮っていました。

 

で、お約束のエラー画面。
半導体コーナー奥で、人がまったく居ないので不思議に思って近づいてみるとコレですわ。
周囲の台湾人が見向きもしない中、思わずパチリ。 
エラーの出方的に、もとのソフトは.NETテクノロジを使って書かれている感じ。

NVIDIA提供のチップ。英語の解説がなく、何が書いてあるのかチンプンカンプンでしたが、32億の何かと40ナノメートルの何かがキーワードになりそうなのは確か。
半導体製造プロセスの話かな?

 

人々が並んでいたのはシューティングゲーム。
大人のほうが熱中しているのはお約束か。

 

おやつにビッグマックを食べて退散。
日本では台風やら何やら大変そうですが、こちらはバツグンの天気で、いい息抜きになりました。
やっぱり博物館はイイネ! 

5.28.2011

読書。

今月3冊目。

東大・京大で3年連続1位!といういかにも釣りくさい(失礼)オビがついた一冊。
内容は考え方の考え方。(打ち間違いじゃないです)
メタ・考え方、メタ・思考ともいうような内容です。

作者が書中で語っている方法を使って、「考え方」というテーマで日々考え、集めている情報を文章に書き出して、エッセイとしてまとめました。といった書籍で、ひとつひとつの項は短く、文体も(表現の古さを除けば)とても読みやすいと思います。

個人的には、新たに「これぞ!」と思えるようなモノには出会えませんでした。
タイトルには整理学とありますが、学ではなく、中には自画自賛な文章も出てくるので、そういうのが苦手な人は嫌な本だと思うかもしれません。

オビの語るほど良書ではないですが、暇つぶし程度にはいいんじゃないかと思いました。

5.23.2011

読書。

続けて2冊目。

というか、こちらを5月頭から先に読んでいたんだけれども、内容を理解するのに苦慮し、加えてスパロボZの誘惑があり、読み切れていなかったもの。

出張での行きの飛行機でドヮーっと読破してしまいました。








読んだのはブルーバックスの海のなんでも小事典。

なんでもとは名ばかりで、書籍の前半は潮汐、後半は海洋地質学に関する話題。

申し訳程度に海洋基本法に関する話題が組み込まれているけれども、それも巻末1章程度です。

そんなわけで実態は、「海の物理と地形の基本」といった所じゃないでしょうか。

著者は元または現、海上保安庁職員の理学博士4人で、著者たちが実際に経験した海の調査の話など、とても現実味のある話題が満載されているだけに、タイトルが形だけというのはとても残念です。



話題についても日本近海に絞っている部分が多く、世界の海との違いを認識できる場面はあまり多く無かったです。

また、海洋化学、海洋生物学、海洋環境学の類の話は全く登場しないので、そのあたりを期待していると実につまらない書籍に出会ってしまったと思うかもしれません。

けれども事典の部分は本当で、各項目が系統だてて分けられ、簡潔な説明文で解説されています。

数学的あるいは物理的な背景についてはコラムにまとめて本文外にだしているため、数式が理解できないと内容もわからない状態には陥らないと思います。

(ただ、そのためにはとにかくこうなると受け入れる柔軟な考え方が必要です。)

個人的には潮汐の話題、中でも長期観測によって初めてわかる波の影響のあたりが興味深かったです。

海釜の形成過程や海洋資源の利用など、今後の研究題材として考えさせられるトピックもあって、ますます海洋学への興味がわきました。

海洋系学問を専攻している大学2年生ぐらいならば、読んでみると楽しめるのではないかと思います。

読書。

今月あんまり読めていないのは、月頭に第二次スーパーロボット大戦Zを買ってしまったため。

今二週目です。

そんなこんなの今月1冊目。








かつて光文社から出版されてベストセラーになった「読書術」。

今回読んだのは、それが岩波ライブラリに入ったものです。

光文社版との大きな違いは、あとがきに30年後の著者から見た補遺が加えられている点です。

あとがきが1992年で、その時点で30年といっているので、もう50年も前の書籍になるんですね。

内容は、「術」から想像できる、読み方指南のような内容は薄く、心構えというか、考え方というか、読書をする上での精神面でのスキルに言及した部分が多いです。

さすがに50年前の本ということもあって文体は古めかしく、表現も現代風ではないですが、そこを差し引いても読みやすい部類に入る本だと思います。

読む本の指南はしないとしながらも、論語や聖書などを万人にといって薦めている場面があったり、目次だけで言いたいことの90%以上が言われていて、内容を読むだけ時間の無駄という説があったり、場所場所によって力の入れ具合が違ったりといった点が気になりましたが、本を読む上で僕自身が経験的にやってきたことの大筋が間違っていない事が確認できたのでよかったです。

日常的に本を読む人にとってみれば、何を今更アタリマエのことをと言いたくなる所がたくさんありますが、読書が得意じゃないけれど、読書をしてみたいと思う人には、その読み方指南としておすすめできます。(先にも挙げた文体の古さが気になるので、現代語訳で再編してほしいものです。)

5.22.2011

僕のコアってなんだろう。

ネットサーフィンしながらであって、ついつい最後まで読んでしまったこちらの記事。

コアの能力をじっくり育てよう - 統計学+ε: 米国留学・研究生活

で、すごく考えさせられた。僕のコアってなんだろうと。

たぶん、いや間違いなく、プログラミングでない事は確か。
エンジニアとしての生き方を読んだり、最近あれこれ仕事で取り組んでみて、ようやく認めることができるけれど、僕にはプログラミングは向いてない。

僕のコア、芯になる部分、そういうのを見つめ直す時間が必要だと思う。
そこがしっかり理解できたら、もっと先の景色が見えるのかなぁ。

5.21.2011

レビューを書いたらバッグが届く。

先日購入したバウヒュッテのオフィスチェア。
本日フロアマットも到着して、環境としてはバッチリ整ったわけですが、梱包されていた箱を処分するときに、レビューを書いたURLを知らせるとバッグがもらえる キャンペーンをやっていることを知りました。

で、早速応募して、本日バッグが手元に届きましたよ。

大きめのバッグですが、ペカペカと光沢のある、ビニールの、イベントなんかで配るタイプのバッグです。
外側にはバウヒュッテのロゴがでかでか描いてあって、スポーティーな格好ならば似合いそうです。

ハイキングに行く時にでも持って行ってみようかな。 

5.17.2011

椅子を買う。

引っ越してからこれまで、折りたたみ式の机椅子セットで購入した椅子を使っていましたが、折りたたみ式であるために座面が小さく、加えて固い木でできた座面であるために長時間座っていると尻が痛くなるという状態に見舞われていたため、2ヶ月ほど前から新しい椅子の購入について検討していました。
色々検討した末、満足のいく椅子を購入できたのでまとめておきます。
1.購入にあたって
エアブラシ+コンプレッサセットを購入した時と同じく、椅子についてもあまり後悔はしたくないので、予め購入にあたってのポイントをまとめておきました。
譲れないポイントとしては
・小型であること
・オフィスチェアタイプであること(キャスターが付いていて、くるりと回転でき、座面の高さが調整できるような)
・長時間座っても疲れない作りであること
の3点を挙げました。
この他、付随するポイントとして
・低価格であること
・容易に扱えること(重たすぎるとか、メンテナンスが面倒なものはNG)
・簡単に購入できること(購入して、自宅まで配送ナシなどはNG)
の3点を挙げました。
2.使う期間を考える
よく、安い椅子のレビューで「1年座ったら座面がボロボロになった。」などというのを見ますが、毎日使うものなので、そうなるのは当然だと思います。
私は、毎日使うオフィスチェアは、ちょっと寿命の長い消耗品だと思っているので 、次の買い替えを考えて購入することにしました。
座面はガス圧で上下する タイプのものがほとんどであること、座面は布地であるものがほとんどだということを考慮し、1年ないし2年以内を使用期間と考え、納得のいく価格のものを探しました。
3.座り心地を評価する
複数の椅子を候補にあげたら、スペックを調べ、近所の家具店や家電量販店のPC椅子コーナーに、同種のものや近いスペックのものの座り心地を確かめにいきます。
ここで私は、候補をほぼひとつに絞りま した。
それがバウヒュッテの「BM-79キャンディースプリンクル」です。



小型のオフィスチェアタイプで、前側はは広がり気味、背もたれ側に行くほどすぼまるシェル型の座面、腰をすっぽり包みこむタイプの筐体、背中かがムレないメッシュ地の背もたれ。
長時間座っても疲れなさそうで、このあたりが購入の決め手になりました。
加えて価格も1万円前後と良心的。1年使ったとしても、1ヶ月あたり1000円ぐらいの出費です。
本体は樹脂製で軽く、その割に5本足のキャスターが付いているので、座り心地はしっかりしています。
Amazonで購入できる点も大きく、早速購入を決めました。
4.組み立てる
今回のBM-79も、安価なチェアとして はお決まりの組み立て式です。
しかし、やることといえば
・キャスターをさしこむ
・ガスシリンダーをはめ込む
・座面調節金具をつける
・座面をはめ込む
の4ステップで、夕飯のトン汁を作る片手間で仕上げることができました。
組立時間にして15分ほど。
組み立ての際に、座面調節金具の取り付けで一回ミスをしましたが、すぐに気づいて修正。
このあたりは説明書の図がわかりにくいと思います。
5.座ってみての評価
座り心地はすでに確かめてから購入しているので文句なしです。
本体の作りとしては、樹脂のエッジ部分にバリのようなものが多少見られるなど、仕上げの甘さがありました。
けれども、価格を見れば十分な出来栄えだと思います。
リクライニングはできないものと思っていましたが、座面・背もたれが同時動く形でのリクライニングに対応していて揺り椅子感覚で使うことができます。
高さ的には、最高位にしても普通のオフィスチェアよりは低めで、足の長い人には不満が残るかもしれません。
また、腰の部分が少し出ている、姿勢がよくなるタイプの背もたれなので、猫背が楽という方には座り心地が悪く感じるのではないかと思います。
サポートについては、きちんと保証もしてくれるようですし、メーカーもjpドメインのサイトを構えていて、ある程度の期間に渡るサポートが期待できると思います。
6.まとめ
検討しながら購入した甲斐あって、非常にいい買い物ができました。
コンプレッサ・エアブラシセットに続く長く付き合いそうな買い物です。
色も落ち着いているので、様々な部屋にマッチすると思います。
オフィスチェアの購入を検討している方は参考にしてください。

5.12.2011

違法コピーとかいろいろ。

この手の記事で換算されているのは、商業ベースのプロプラエタリなものだけじゃないだろうかと。ふと思ってしまった。

OSSの違法コピーソフト、つまりライセンスに従わずに使われているソフトウェアを含めると、大変な量になるんじゃないだろうか。

そういう、企業がやってる、お金のやりとりがあるソフトウェアとボランティアがやってるお金のやりとりがないソフトウェアとが、あまりにも異なった土俵に上げて評価されているように思う。

ソフトはソフト、それが無料かどうかは関係なくて、ライセンスにしたがって使われていなければ違法コピーと同じものとして考えられるんじゃなかろうか。なんて、そんなことを思ったのが一点。

つづいてが、マイクロソフトがSkypeを買収したという話。
フリーソフトウェ勢力にしてみれば、WindowsにつづいてSkypeまでもマイクロソフトの持ち物になったから、闘志を燃やしやすくなったんじゃないのかな。なんて。

次いで.NET逆アセンブルツールの、JustDecompileの話。
永久無料なんて話になったそうだけれども、これは趣味の範囲では うれしい話かな。
ただ、.NETを仕事の一部に使って商売している身としては、とても怖いツールだと思う。
こうなってくると、難読化というか、Decompileを阻止するような仕組みが作られるんじゃないだろうか。

例えば、.NET Framework側とソフトウェア側で暗号化された実行ファイルのやりとりがなされるようになるとか。
多少処理は重たくなるだろうから、当然オプションで選択できるようにはなるんだろうけど、逆コンパイラへの有効な対策は、もはや何らかの暗号化意外に無いだろうと思う。

最後に、ルネサス那珂工場の200mm/300mmプロセスラインが6月6日めどで動き出せる話が出てきたのはGoodなニュースだと思う。
こういう懸案事項が減るだけで、ずいぶん仕事がし安くなるもんだ。
といっても、これには全く依存しないところで、自らのスキルのなさに嫌気が指しているところなんだけれども。

徒然なるままに。 

 

5.11.2011

生物模倣(バイオミメティクス)の一歩先。

僕の出身大学でも蚊をベースにバイオミメティクスを研究して、ロボットに取り入れようなんてしてた教授がいましたけど、たぶん今求められているのはもうひとつ先の、ナチュラルミメティクスというか、自然そのものの模倣なんじゃないかと思います。

自然の中で進化してきた生き物だけでなく、自然環境そのものに、もっと目を無けてみたらどうだろうか。と。
例えば道路を作る場合、単にアスファルトでガジガジ固める作り方でなく、自然にある道のできかたを真似てみるとか、川底を工事する場合、フラットなコンクリート固めでつくるのでなく、一番近い流量の流れをもつ自然の川底を真似てみるとか、この先自然と共存しつつ、豊かな生活を送るためには、そういう自然と一体になった工学が必要なのではないかと思う今日このごろなのでした。

5.09.2011

無粋なツッコミ。

GNU/Linux and BSD Logo zooより。

MINIXはどちらでもねーよ。という無粋なツッコミが。。。

以前は全部のロゴをHDDに貯めていたけれども、データが吹っ飛んで以後は逐一削除してるなぁ。
Seesaaに上げた画像を一発で落とせるようになったら、ロゴ分類でもしてみようかしらん。 

5.06.2011

午後の紅茶おいしい無糖は、本当においしいと思う。

ゴクゴクのめて、喉を過ぎたあたりで強烈に駆け抜ける紅茶の香りが癖になります。
甘くないので食事と一緒に楽しめるのもGood。

パスタ、餃子、うどん、ソーセージと、私の食事らしい食事すべてにマッチしてくれるのも良いです。
あと、近所のサミットで98円で買えるところも大きい。

カフェインハーフで、大人なら夕食時に飲んでも眠れなくなるようなことは無いと思います。
おすすめです。 

5.05.2011

GW最後だし。

GW最後だし、私のLinux遍歴をまとめてみようかとふと思い立ったのでやってみます。
題して「私のLi歴書」。


Turbo Linux→Red Hat→Plamo Linux→Vine Linux →Red Hat→Debian GNU/Linux→Vine Linux→SUSE→Knoppix→Gentoo→SUSE→Fedora→CentOS→Turbo Linux→Ubuntu→Momonga→SUSE→coLinux(Gentoo、Debian、Momonga、Ubuntu、Zenwalk)→Debian GNU/Linux→Zenwalk→Frugalware→Zenwalk→aptosid→Vine Linux

実用で使っていたのはたぶんこんなところだと思うけれど、DistroFreakはじめてからというもの、数々試しているために、漏れがあるかもしれない。。。(BSD系やSolaris系に居たこともあるけど、Li歴書なので省いてます)
あと、バージョンは記憶の彼方なので明記してません。

一番長く使っていたのは、たぶんcoLinux。
それをのぞけば、Debian、SUSEと続く感じだと思う。
振り返ってみると、未だにLFSを実用で試したことはなく、紹介のために仮想マシン上にKnoppixを使って環境構築した思い出があるのみだという事実。

自分の好みに染められて、唯一無二の環境が手に入るのは良いとしても、環境構築に時間がかかるのが嫌なんだよね。

 今はVineで落ち着いているけれど、このLi歴を見る限り、今後もあちこち放浪するだろうなと自分でも思う。
安住の地は見つかるのだろうか。


いろんな人のLi歴書を観てみたいなぁと思う今日このごろでした。

Vine Linux 5.2 で Skype を動かす。

苦労しました。結局動かせるようになるまで、丸2日ぐらいかかってしまった。
Vine Linux 5.2は、libstdc++のバージョンが古くて、最新のSkype 2.2 for Linux betaは動かすことができません。

けれどもSkypeしたい人はいるはずで、居るはずなのにネット上にほとんど情報がなく、途方にくれていました。
あれこれ調べた結果、いつか方法を見つけたので、最初にそれを紹介しておきます。

1.Wineを使う
WineHQのAppDBによれば、Windows版Skypeのうち、特定バージョンが動くようです。
Windows向けのSkypeであれば、古いバージョンの入手は比較的簡単なので、この方法でやってもいいと思います。
ただ、私のところでは私のやり方が悪かったのか、WineHQでGoldになっているバージョンでも、インストールが完了しませんでした。(そんな訳で早々に打ち切り。)

2.Vine Seedにする
Vine Seedにすると動くみたいです。
やり方はVine 2.xのころから変わっていなければ、apt-lineをseedのモノにしてapt-get update && apt-get dist-upgradeで行けると思います。
ただ、これは 試していないうえに、最近のVine Seed MLをのぞいてみても、SEGVで落ちるアプリケーションがあるなんて報告があったりして、やっぱり開発版な感じです。
それでもSkype 2.2を使いたい方は、自己責任の範囲で試してみる価値はあると思います。

3.1.2系のSkypeを使う
検索して比較的早い段階でたどりつく答えです。
が、これは全く意味がありません。
なぜならば、1.x系のSkypeでは、もはやSkypeネットワークに参加できないからです。
試してみるとわかりますが、正しいID,パスワードでログインを試みても、アカウントが存在しないとして弾かれます。
ですので、ネット上で多数上がっているこの方法での解決は、まず望めないと観ていいでしょう。

4.Skype 2.0を使う
そんな訳で私がたどり着いたのがこの方法です。
やったことはシンプルで
OldAppsを経由してこちらのブログからDebian向けのSkype 2.0.0.68を取得。
それでもって、apt-get install alienでalienをインストール。
インストール後、alien --to-rpm --scripts skype-debian_2.0.0.68-1_i386.debして、rpmパッケージを抽出。
あとはapt-get install skype*.rpmでインストールという手順で、無事にインストールすることができました。

お困りの方はお試しあれ。

5.04.2011

Vineに乗り換え。

aptosidからVineに乗り換え。
理由は、aptosid最大乗り手んである頻繁なアップデートについていけなくなったから。

単純に社会人としての忙しさが災いしてますな。
加えてTeXを使いたい用事もあって、落ち着いて作業できるVineに乗り換え。

現在環境構築中。

ここまで引っかかった最大の問題は、ネットワークが使えないこと。
Wireless Deviceばかりでなく、有線LANも×。
たぶん、カーネルバージョン的なアレじゃないかと睨んでます。

結局PSP経由で無線ドライバを引っ張ってきて解決。
ガシガシ環境作るぞ! 

5.03.2011

ホビーリューター(ホビールーター)レビュー。

色々作業が捗りそうだということで、1月末にホビーリューター(ホビールーター、以下:リューター)を購入していました。

で、5月頭まで数カ月(実質的に日本に居たのは2ヶ月ぐらいだけれども)、ここいらでその間使った感想をまとめておこうかと思います。

レビューターゲットはこいつ。

株式会社プラタが販売している、充電式 3.6Vホビールーター110点セットです。
どこぞの有名メーカーのリューターでもなければ、模型屋さんでみかけるリューターでもなく、輸入物のいわゆる「なんでも入ってます」系リューターです。

結論から言えば、ビットと収納ケースの出来以外(要するに本体)はGoodだと思います。
特に私のように、1/700スケールのウォーターラインモデルが中心であったり、時々作ってもガンプラやキャラプラ、小型のバイクなどであるという方には、パワー的にも納得行くものじゃないかと思います。

主に使える用途は「削る」「磨く」の2つで、「切る」には向いていません。
したがって、大幅な工作をするにあたって、切断作業の簡略化にリューターを欲しているならば、他のものを当たったほうがいいと思います。

また、電池の持ち時間も公称時間(2時間)より短く、1時間ぐらいするとモーターの回転音が変わってきて、パワーが落ちたことを確認できます。(それでも、削る/磨くならば、1時間半ぐらいの作業には耐えられます)
AC電源から直接電源をとりながら作業をすることもできますが、電池の寿命を縮めてしまうリスクを考えると、あまり長時間に渡る改造作業には向かないリューターだと思います。

動作音は夜中には使えないけれど、日中だったら許されるぐらいの音です。
具体的には、ミニ四駆の走行中のモーター音が近いかと思います。

リューターに取り付けできるビットは多種多様に揃っていますが、やはり値段相応で出来は悪いです。
精度の高い工作を期待されているならば、ビットだけでも良い物を購入すべきだと思います。
また、ビットが110種類ありながらもパフ系のビットは付属しておらず、キャノピーなどのクリアパーツを磨くには、別途パフ系のビットを買う必要があります。

ビットについては、多様な系に対応できるよう、軸受が複数付属しているので、市販のものであればほぼ取り付け可能だと思います。(ただ、私は別購入では試していません)

はじめから付属しているビットは
・金属系ビット
円柱型、円すい形、だ円形、針型などの、金属系ヤスリが先端についているビット
それぞれ大きさが異なるものがいくつか入っている。全部で24本ぐらい付属

・紙やすり系ビット
円柱形のビット周辺に、目のあらい(たぶん320番より荒いぐらい)のヤスリがいているビット
大中小でそれぞれいくつかずつ。9本付属

・ソフト系ビット
円盤系のパフに近いビット、ただ、パフというには固く、布タイプのヤスリに近いと思う。
大中小の3種類がそれぞれいくつか付属。

・グラインダー系ビット
切る用途に使えるビット。目の粗い物と細かい物がそれぞれ何枚か付属。
何回か使ってみたが、すぐ割れるので、あまり使い物にはならないと思う。

・金属ブラシ系ビット
材質の異なるものがふたつ。ひとつはたぶん真鍮。もうひとつはステンレスか?

・砥石系ビット
目の粗いものと細かい物、それぞれ10種類ずつが付属。
まだ使ったことはないので、本当に砥石として利用できるかは不明。

・ドリル系ビット
径の異なる7種類のドリルが付属。
ただ、ピンバイスを使ったほうが精度の高い工作ができるので、まだ使ったことはない。

といったところで、数や種類に結構偏りがあります。
個人的には最初に挙げた金属ヤスリ系のビットが使えれば問題なかったので、満足しています。
(購入後に60点セットも見つけましたので、ビットの数自体に魅力をかんじなければ、こちらのほうがいいかもしれません。)

この他の付属品ですが、収納ケースの大きさは10.1インチのネットブックぐらい、厚さは辞書ぐらいと、コンパクトで場所をとりません。
ただし、収納ケースの出来は悪く、閉まっておいて次回にあけると、必ず中でパーツが散乱していて、出来としてはあまりよろしくないです。

収納ケースの中にACアダプタ、リューター本体から各種ビットまですべてしまい込めるのはGoodですが、やはりここでもきれいにしまうことは考えられていないケースの作りに、時々イラっときます。

公称充電時間8時間で2時間使用というのは、個人的にはちょっとパフォーマンスが悪いかなと思いましたが、自然放電量はそれほど多く無いようなので、一回充電しておけば、そのまま1ヶ月ぐらい放置していてもきちんと動いてくれました。(この先、バッテリがヘタってくるとどうなるかはわかりません。)

弱点は消耗品が入手しづらい(というかできない)事で、充電池がダメになったらAC電源直結型として使うしかないことや、ビット部分の消耗品が別販売されていない事は注意が必要だと思います。
つまり、長期的に見たサポートはあまり期待できないということです。

3.6V 1000rpmを公称しているので、小さな模型作りには十分活躍してくれると思います。
リューターの購入を検討している方は参考にしてください。

5.02.2011

BS再編で使いづらくなったNHKオンデマンド。

何が使いづらいって、見たい番組がオンデマンド放送されていないこと。
1週間に1時間、その番組のためにBSを契約するどころか、テレビを買う気にはなれないので、これまでオンデマンド放送で楽しんでいた。

番組再編でその番組が終わって、新番組が4月末から始まるとのことで楽しみにしていたのに、オンデマンドには見逃しでも、ライブラリでもアーカイブされていない。

番組の公式ウェブサイトからはNHKオンデマンドへのリンクが張ってあるのに、番組自体は無いという状態。
テレビのない人には、ここまで冷たいものなのかと思いました。