3.30.2011

支援者感覚はおかしい。

「日本中から、被災地にがんばれの声」「東北の方々、応援しています」
なんてテレビやらネットやらで取り上げられているけれど、どうしてこの人たちは支援者感覚なんだろうか?

「ガンバロウ日本」だって言ってるのに、「被災した方々を元気づけるために」なんて語る人たちには、頑張るのは被災した人たちみたいな感覚があるんじゃないだろうかと思ってしまった。

被災したのは東北だけじゃない、東日本だけじゃない。日本そのものだ。
少なくとも世界はそうやって見ている。
なのに国内では「被災していないから」という理由で支援者感覚での支援に回る人が多いような気がする。

自分自身も今回の地震で被災した、たまたま被害が軽微なだけの当事者だという感覚で捉えている人が少ない、そういう風に見える。

例えば、地震でガタガタになっている経済。これは日本全体で、経済活動の行えない地域の分まで経済活動を行える地域がカバーするべきところだろうし、被害の大きかった地域のうち数カ所に物が行き届いていない現状については、やはり被害の軽微な人たちが頭を使って、知恵を絞ってなんとかすべきところだろうと思う。

日本がひとつになってこの危機を乗り越えようと本気で思っているならば、支援者感覚、支援する側の人が居てはダメなんじゃないだろうか。
全体が被災したと世界から思われている以上、全体で支えあう必要があると思う。

頑張れ東北じゃない。
頑張れ日本なんだ。と、台湾からNHKの報道を見ていて思ったのでしたとさ。

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