1.27.2011

雑記

今朝方ひどい目眩と吐き気に襲われて、午前中はほとんど仕事にならなかった。
何原因かは不明。疲れてるんだろうかね。

色々したいけど、色々できる時間がなくて困り果てている状態。
どうやって時間を捻出したものか。。。

alsactrlしたら、使えなかったマイクが使えるようになった。
ネットブック付属のマイクだから音質はいまいちだけど、無いよりはマシ。

春モデルが出揃ったらメインマシンも買い換えようと思う。
ネットブックでコーディングするのは別にいいんだけど、やっぱり広い画面であれやこれや楽しみたいし。

読書。

今回読んだのはこれ。

サイモン・シンによる、フェルマーの最終定理の文庫版。

内容は、アンドリューワイルズによるフェルマーの最終定理の証明がいかにして行われたか、それを時系列に沿って、最終定理の誕生から証明完了まで、関わった人たちと共にドキュメンタリー形式で書いたもの。

最後には最近の数学界の動向や、これからフェルマーの最終定理の代わりに解かれるべき問題などの紹介もなされていて、最初から最後まで一気に読めました。

特にアンドリューワイルズによる証明作業が始まるあたりの章では、上質なミステリを読んでいるようで、次のページをめくるのが楽しみで仕方なかったくらいです。

訳もすばらしく、補遺には文中で登場した数学的要素についての解説もあって、文庫でこのボリュームなら大満足という内容だった。

ただ、最後にあった遺伝的アルゴリズムに関しての解説に若干疑問符が残ったことと、モジュラー形式についての説明がざっくりすぎた点はとても残念。

実ははじめの2〜3ページを読んだ時に既視感に襲われて、「一度読んだのに買っちまったか!?」と思ったんだけれども、どうやらそれは取り越し苦労だった様子。

同じく数学の大問題だったポアンカレ予想の解決を読んだから、そのせいかもしれない。
(あるいは、ポアンカレ予想の後に図書館で借りようとしてやめてたのかもしれない。)

そんな個人的な出来事は置いとき、数学に興味があれば、数学の成績が悪いとか、数学について知らないとか、そんなの関係なく楽しく読める、とっても良い本でした。

久しぶりに、人に「面白い本だよ」と勧められる一冊になりそうです。

1.25.2011

そういえば、ソフト公開してたよね。

ソフトの掲載依頼メールをもらって改めて気づきました。
そういえば、僕はいくつかソフト公開してたんですね。
(今は全く保守していないけれども。)

仕事でプログラムを書くようになってから、楽しんでコードを書けなくなってる感があるので、それを何とか打破して、楽しんでコードを書けるようになりたいところ。

もっとも、すっかりプログラミング自体から離れているわけではないので、タイミングさえ合えば、また自作プログラムを作り始めるんだろうなと思ったり思わなかったり。

昼プラモ、夜コードな生活をしてみたいもんだ。

1.22.2011

台湾でマウス調達。

台湾の書店でマウス調達。$250なり。2.7掛けしても¥675。
きちんとパッケージされたマウスにしては安いか。
でも、小さいものを選んだせいか、若干使いにくい。
旅行用だし、しょうがないかな。

帰りに台湾の御ダイソーへ。こちらでは$39均一という中途半端な均一ぶり。
というのも、台湾のショップではレジ袋を有料販売していて、DAISOの場合一番小さい袋を$1で販売しているから、それを買うと結局$40均一になるという仕組み。
もっとも、みんなマイバッグ持参で来てるから、$40になることはまずない。

店舗の規模はかなりでかくて、日本のドン・キホーテのような、天井まである棚に商品が所狭しと並んでいた。(洗剤なんかは、棚と棚の間の通路にまでならべてあった。)

ここではクリアケースとボールペン、お菓子にメガネ用ドライバを購入。
いずれも日本の大創と同じ商品。パッケージも日本語で、中文の解説シールが貼ってあるだけの違い。非常に使いやすい。

ホテルでは日本の便座を特集した番組がやっていて、現地語だったけどつい見入ってしまった。
何を行ってるかわからないけど、ファンタスティックだけ聞き取れました。
なんぞな。

1.16.2011

読書。





前々から興味はあるもののいまいち本腰を入れて取り組めてないもののひとつに地学があります。
そんな訳で読んだがこの一冊。

「学びなおすと地学はおもしろい。」という、筑波大学の名誉教授が書いた書籍。

地学なんてやったことのない僕から見ると、内容は「難しい」の一言。
知っていて当然という体で書かれている地学用語だらけだし、図も手書きのような図がたくさんあり、見づらいと思える箇所もありました。

加えて読点が非常に多い文章で、呼んでいて疲れる一冊だったことも残念に思いました。
(退屈な講義ってこんな感じだったなぁと思い出す一冊でした)

反面、取り上げている話題自体はとても面白く、場所場所で参考になる文献の話が上がっていたり、参考書籍紹介が充実していたりする所が個人的には好感がもてました。
(このへんも退屈な講義と似ているところです。)

ただ、おそらくこの書籍の目的であろう「地学を学びたくなる気持ち」は、読了後ムクムクと大きくなっていて、帰国したら参考に挙げられていた書籍を買って地学に取り組みたいなぁという気持ちにさせる書籍でした。

読点の多い文章に抵抗がなく、地学に興味のある方にはおすすめできる一冊だと思います。

1.15.2011

aptosidで、AOHAPPYの無線LANをもっと手軽に使う。

APTにBroadcom向けのドライバがあった。
動かないかなぁと思いつつ入れたら、すんなり稼働。
パッチとか意味なかったね。最初からこうすれば良かった。
まぁ、Debianには無線関係のパッケージも豊富に揃っている事がわかったから良しとしよう。

1.09.2011

読書




そんなわけで読書記録。
月3冊を目標にしつつも、台湾だとあんまり数を読めない。
時間的な制約もそうだけど、一度に持ち込める本の数にも限りがあるし。

で、今回読んだのは虫眼とアニ眼。
バカの壁でおなじみ解剖学者の養老猛さんと、アニメ監督の宮崎駿さんという、二人のオヂサン(いや、おじいさんか)が、オヂサン世代の普通の感覚についてお互いに確認しあうという内容の本でした。

具体的に「こうだ」という結論のでる本ではなく、ただただ二人の普通のオジサンが、お互いの感覚について語り合って、その中で今の世の中に思うことを語る。そんな内容の対談を文字に起こした一冊です。

言っている事はごく当たり前で、お二人だけでなく、さまざまな方面から近年指摘されている内容の繰り返しです。(とはいえ、最初の対談が97年のものなので、最近言われていることが、二人の対談の焼き直しと言えるかもしれませんが、とにかく新しい考えみたいなものは何もありません。)

二人の人となりに触れられるわけでもなく、普通の対談なのですが、読んだあとに妙に「何かしなければいけない」感覚と「今のままで何ができるだろうか?」を考えようとしている自分とに出会うことができました。

本書の頭からお尻まで、一貫して語られているのは子供たちへの心配と、人間に向きすぎた人間の感覚への危惧という2点。
そして、それは生き物として自然な姿ではないという主張でまとめられています。

虫眼やアニ眼を持っている方が、生き物として自然なのか、本当にそれが良いことなのかは人それぞれ、判断が分かれることでしょう。
(私は、今の人はアニ眼や虫眼の代わりにヒト眼とも言える眼を手に入れていて、そのヒト眼では、細かく見る対象がヒトやその心理に移っただけの話だと思いました。これは虫眼やアニ眼が当たり前の世代からすれば、その眼は異質なものに見えるだけで、本質的にはなんにも変わっていないと思っています。もちろん、自然科学を相手にするなら、虫眼やアニ眼に相当する、ヒトの関係や心理によらない眼が必要なんでしょうけど。)

文章はとても読みやすく、2時間かからずに、一気に読みきることができました。
ちょっとした軽読書としても良いと思います。

1.06.2011

2.6.37カーネルのaptosidで、Broadcomの無線LANを使う。

aptosidのカーネルを 2.6.37-0.slh.1-aptosid-686 にしてから、その以前のバージョンで使えていたこのサイトで配布している Broadcom の無線LANドライバ(カーネルモジュール)が使えなくなってしまいました。

ちょろっと調べてみた感じだと、2.6.37カーネルのsemaphore.hヘッダから、init_MUTEXマクロが削除されたのが原因の様子。

このマクロはsema_init関数を特定の引数で呼び出すものなので、いくつか解決策が考えられそうです。
例えば、ヘッダー側に手を入れてinit_MUTEXマクロを追加しちゃうというのもひとつの手だと思いますし、ドライバ側のコードにマクロを追加するとか、コードを書き換えて対処するのも手でしょう。

僕は、次のようなパッチを作って対処しました。

--- src/wl/sys/wl_linux.c 2011-01-06 23:36:18.479934890 +0900
+++ src/wl/sys/wl_linux.c.org 2011-01-06 23:34:50.475934890 +0900
@@ -482,7 +482,7 @@
 #ifdef WL_ALL_PASSIVE
   spin_lock_init(&wl->txq_lock);
 #endif 
-  sema_init(&wl->sem, 1);
+  init_MUTEX(&wl->sem);
  }
 
  if (!(wl->wlc = wlc_attach((void *) wl, vendor, device, unit, wl->piomode,

Makefileの置いてあるディレクトリにこのパッチを配置してパッチを当てれば、一応makeが通るようになります。
あとはREADMEの通り。
MODULE_LICENSEマクロが実装されていない警告が出るけれども、とりあえず動作上は問題なし。

※このパッチもライセンス的にグレーかも知れません。(元のをよく読んでいないので。)ご利用は自己責任でお願いします。