3.13.2010

openSUSE11.2のAnthyを、少し賢くしようといろいろしたメモ。

先日の記事で、Anthy向け顔文字辞書を配っていたサイトさんで配布していた、変換効率をあげるパッチが気になっていたので、なんとか試せないか試行錯誤してみました。

依存関係をぶっ壊して、持ってきたコードをビルドし、Anthyそのものを入れ替えてしまえば良いじゃないかという話になるんですが、できれば依存関係をこわしたくない。

そこで調べたところ、openSUSEもあちらのパッチも、Anthy 9100hであることに気づきました。
そこで、辞書に互換性があるはずだと踏んで、とりあえずやってみることにしました。

1.サイトからソースを持ってくる
G-HAL's patch版は互換性が無い可能性があったので、そうでないものをもらってきました。

2.ドキュメントにしたがってビルド
具体的には、パッチを当てる(←これは必要ないのかもしれない)ためにINSTALL.patchにしたがって操作した後、./configure makeでAnthy 9100hをメイクしました。

3.辞書ファイルだけを差し換え
openSUSEは/usr/share/anthy/以下にanthy.dicという辞書ファイルと、zipcode.tという郵便番号ファイルを持っているので、とりあえずそれらを適当にリネームして待避させてから、メイクしたAnthyのmkanthydicにあるanthy.dicと、mkworddicにあるzipcode.tを、先ほどの場所に移植しました。(他の辞書は組み込まれてるんだか、どっかに入れるべきなんだか知りませんが、あまり必要そうで無いので無視しました。)

4.再ログイン
たぶん、anthyが設定ファイルを読み直す必要があるだろうと踏んで、再ログインしました。
もとがどうだったのかチェックを忘れたのでわからないけれども、たぶん変換効率は上がってるんじゃないかなぁ?

という、よくわからない結果に終わりました。
でも、大橋のぞみとか櫻井翔とか堀北真希とか中島みゆきとか黒柳徹子とか、芸能人の名前が一発で出てきたり、ナニワ金融道とか容疑者Xの献身とか、ドラマや小説のタイトルも一発変換できるので、たぶん成功していると思います。
zipcode.tについては、大口事業所の郵便番号が加わっているそうですが、あんまり住所変換をしないので、うまく行ってるんだかどうだかわかりません。

ただ、使っていて思うのは、ここをベースにさらに個人的な学習実績を積み重ねさせるためには、G-HALさんのパッチがどうしても必要そうだということでした。

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