8.13.2008

Distro Freakが雑誌に紹介されました。

そんなわけで、Distro Freakがアスキー・メディアワークス発行の「週刊アスキー別冊 カンタンUbuntu2」に紹介されました。



紹介ページの解説によると、ディストリビューションの紹介数450+だそうで。
そうか。そんなに紹介してたか…。

さて、当然気になる雑誌の内容ですが、基本的には以前に発行された「カンタン Ubuntu」の続きです。
以前に発行されたものがUbuntuのインストールに重点を置いていたのに対して、今回のはいかにしてUbuntuをデスクトップLinuxとして使うかという点に重点が置かれています。

大きく、
(1)ウルトラモバイルPC(UMPC)上で実際にUbuntuを使ってみるというレビュー記事
(2)各種アプリケーションの使い方(GIMPなど)
(3)プリンターなどの周辺機器の動かし方
(4)コマンドラインの使い方やほかのUbuntu系ディストリビューションの紹介
(5)Ubuntu使いへのインタビュー
(6)仕事で使うためのTips
(7)Ubuntuでサーバー構築
(8)トラブルへの対処
といった構成になっています。

記事の内容は比較的わかりやすいものの、周辺機器の使い方ではハードまで特定しての解説がなされたり、特定メーカーのみの紹介など、「つまずかないように」が配慮されすぎて、逆に実用上不便かな?と思う点も目立ったり。
まぁ、入門者向けだし、つまずかない解説としては、これがベストなんでしょうけど。

インタビュー記事はなかなか面白かったなぁ。
Linux使いって、自分の環境について語りだすと宗教論争になる可能性があるから、普段あんまり語りたがらないし。

きっと、良かった点はほかのブログさんがたくさん書くと思うので、DistroFreak的に気になった点をあとふたつだけ(笑)

・SUSEがRed Hat系ディストリビューションの代表として掲載されている
これは、Distro Freakとしては指摘せねばなるまい重要な間違いです。
Linuxの系図をみていただければわかるとおり、SUSEはRPMを採用しているものの、Slackware系ディストリビューションだからです。

・無料を前面に押し出しすぎ
重要なのは自由であって、無料はそれがもたらす副産物でしかないのです。
あんまりにもしつこく無料を前に押し出しすぎてて、重要な「自由である」ことがおろそかにされていると思うなぁ。

と、実に「そんなとここだわるの!?」という気になった点でしたが、気になったものはしょうがないでしょ。

とまぁ、そんな内容ですが、UbuntuでLinuxはじめたい人は買って損のない内容だと思うので、書店などで見かけたらよろしくお願いします。

0 件のコメント: