9.04.2007

GNU GPL3 日本語版を読んでの感想

GPLv3 に関しては,Linus vs GPLv3 みたいな構図ができあがってたような気がしていたので,OSS界の大御所が否定するくらいなんだから,なんとなく「イマイチなライセンス」な気がしていましたけど,八田さんが日本語訳を Open Tech Press で公開されたようなので,さっそく読んでみました.

原文はこちら:http://www.gnu.org/licenses/gpl-3.0.html
日本語訳はこちら:http://opentechpress.jp/opensource/07/09/02/130237.shtml

「ざっと読み」した感想ですが,GPL2 からの大きな変更は感じられない――要するに,大規模なソフトウェアを,大人数で開発していて,企業からの買収の恐れがあるとか,そういう規模で無い限り,GPLv3 から受けられる恩恵は GPL2 の時と大差ないなという印象です.

熟読すれば印象は変わるのかもしれないですが,GPL2 より露骨に「自由」を押し出してきているライセンスであることは間違いないです.
次期バージョンの Java は,GPLv3 でリリースなんて話もあるんで,Java 使いの方は日本語訳だけでもチェックしておいたほうが良いかもしれません(笑)

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